日時:2025年11月9日
場所:天理市櫟本公民館の公民館祭
彫刻教室(るりの会)の方々の出展です
今回は講師の講評でなく、出来るだけ本人の思いを聞きました
色んな思いをもって制作されていると、感動しました
干支巳 地蔵菩薩
最後に蜜蝋を塗り、木の風合いが良く出ました
木彫(ゆりの花)
あまり時間がなく、(4回で作成)電話で何回かやり取りをして彩色をしてもらいました。本人は色をぬるのが楽しかったと言っておられました
釈迦如来座像
本像制作直後イギリスへ、御主人の研究調査の為、1年間同行されました。人口減少、移民の増加により物価は日本の2倍
大けがを負ったのに、ストレッチヤーの上で深夜10時間も待たされたとのこと大変な苦労をされたようです
そしてご主人より「日本人としてのアイデンテイティ(自覚)をいかに持っていけるか」と教えられたとのことです
明日の日本が現在のイギリスのようにならないようにするのは我々世代の務めと思いました
制吒伽童子・矜羯羅童子
ご本人によると、正暦寺にある不動明王の脇侍の私の作品をモデルにしたとのことですので、私の作品を載せさせていただきます
役行者
奈良国立博物館の作品をモデルにされました。奥様の切金です
風神・雷神
風神の脇に「風」と書いた袋が置いてあります
雷神は小さな太鼓を持っています
大変かわいい作品です
鬼彫刻の傑作を彫り、深くかつ
ユーモラスに彫り上げました
薬師寺の同像をもとに、4年の歳月をかけ、松久朋琳先生の教え「一人一仏」のもと、「一刀一拝」の心で「印刀」のみで彫り上げられました。
長い道のりで完成したときの喜びは、涙がでる喜びとおっしゃっておられました。
本当に「超国宝」と思います
少し微笑んでおられ、首飾り、宝冠もよく彫りだしてあり、うまくできた優品です
興福寺国宝館の同像をコピーし、少し彫った薄い板の上に貼り付けたとのことです。彩色の剥落等リアルな感じがよくでたと言っておられました。新しい方法と思いました。