2025年11月3日
令和7年10月19日
菩提山真言宗 大本山 正暦寺にて、如意輪観音造立記念法要が営まれました。
本堂に納められていた金剛界、胎蔵界の大日如来を招来脇侍とし、徳蔵院にお祀りされています。
正暦寺にお越しの際は是非、徳蔵院にて拝観くださいますよう、ご案内申し上げます。
如意輪観音造様開眼法要挨拶
上本法蘊でございます 一言御礼の言葉を申し述べたいと思います
護摩堂のお不動さん、本堂の薬師如来、十二神将、そして今回の如意輪観音造像という正暦寺様の歩んでこられた一筋の信仰の道に参加させていたことは誠にありがたく深く御礼申し上げます
日本人は昔から山、川、大きな岩には神が宿ると信じ信仰してきました
正暦寺は聖地菩提山の中にあります
そこから流れ下る菩提仙川には龍が住み清流権現様として祀られています
その権現様の思いを実現するために如意輪観音様はやって来たのです
500年代に我国に仏教が伝わり800年代になって最後の観音様、如意輪観音が我国に伝わりました
この観音様はそれまでの全ての仏様の知恵を持っています
願いを叶えてくれる玉 如意宝珠を持つ手(日本に最初に来たのは玉を持った観音様→救世観音)、煩悩を打ち砕く輪宝を高く掲げる手、願いを叶えるにはどうすればいいか頬に手を当て思い悩む姿(弥勒菩薩)
自分は菩薩の身であるのでつぼみの蓮の花を持ち修行に励んでいる姿大地に手を当て大地の神様のお力を借りようとする姿(お釈迦様の大地に手を当てる姿・降魔成道)、神聖なる右膝を立てその足の裏と自分の足の裏を合わせ神様と自分が一体なろとする姿
そして数珠をさしだし前に来て静かに祈ればいいのだよと言ってくれます
このように全身で権現様の願いを達成しようとしておられます
ところで今 世は大変な状況です
少子高齢化、政治の衰えによる我国の社会制度、文化の崩壊の危機→地方の祭は担い手、観客不足
覇権国家による人民の虐殺と第3次世界大戦の予感→日本は巻き込まれます
地球温暖化による生活環境の悪化(今年の夏は暑かった北極の氷、シベリアの永久凍土が解け海水温上昇)
一旦災害がおこると巨大になる
これらは全て人間の業欲が原因で起こっています
正常な状態にせねばなりません
どうか如意輪観音様に寄り添いその使命が果たせるようよろしくお願い致します
御静聴有難うございました